放射線科ご案内

放射線科では、胸部や腹部、骨や関節などのＸ線撮影、バリウムを使った胃透視撮影や嚥下撮影、骨の硬さを調べる骨密度測定など、放射線を利用した画像診断と、超音波検査やMRI検査など放射線を使わない画像診断の分野を担当しています。

特にCT検査やMRI検査などの高度医療機器を利用する検査は、予約制を採用している施設が多い中、当院の外来診療では予約なしの検査が可能で、その日のうちに担当医師の診療ができる体制が整備されており、患者さんの利便性を考慮した診療体制が構築されています。

また、近年医療分野における放射線の利用が急速に拡大し、これに伴って医療で受ける放射線被ばくによる影響への不安が広がっていることを考慮し、関連団体が協力し“医療被ばく研究情報ネットワーク（J-RIME）”が発足しました。

2015年にJ-RIMEから、診断領域の医療放射線防護の最適化のためのツールとして、診断参考レベル（DRLｓ2015）が発表されましたが、DRL運用による最適化が広く推進され、技術的進歩や臨床的要求の変化に対応するため改定されDRLｓ2020が制定されました。当院で実施される放射線を利用した検査は、医療被ばくガイドラインを下回る放射線量で検査が終了するようしています。